どんなにこだわっていても相手に伝わらなければ全く意味がない話

先日、知り合いの方とお話ししていた時のこと。

その方と「有機野菜を使ったレストラン」の話になりました。

 

さぞかし「美味しかった話」になるかと思いきや、知り合いから出てきた言葉は意外なものでした。

「こだわりの有機野菜
っていうから
ちょっと期待して行ったの。

だけど、
お料理が出てきた時に
野菜の説明が
全然なかったんだよね。

メニュー表を見ても
よくわからなかったし・・・。

“はい、食えばわかるだろ”
みたいな感じでポンと置かれたの。

どれが有機野菜なのか、
どのあたりがこだわりなのか、
全然わからなかったんだよね。

確かに美味しかったんだけど、
正直な感想を言うと
もったいないなあ、って感じだったの」

ということでした。

むー。
本当ですね。

たしかに

ちょっと
もったいない

どれだけこだわっていても

伝わらなければ
意味がない

んですよね。

しかもこの時代、
有機野菜のレストランも
こだわりの食材を使ったレストランも

めちゃくちゃ
いっぱいある

だから
“ポン”と置くだけじゃダメ
なんですよね。

少し話は逸れますが、

とある飲食店の看板制作に携わった時に、
ディレクターの方(私にとってはお師匠さんみたいな存在ですが)から聞いた話をします。

携わったお店は、
いわゆる街中にあるチェーンの居酒屋さん。

お料理もドリンクもお手頃価格で
学生さんやビジネスマンの方が利用しやすいお店です。

しかしそのお店が提供している唐揚げは
日本唐揚げ協会さんが主催している「からあげグランプリ」で金賞を受賞していたんです。

ディレクターの方は、
そのお店のスタッフさんの対応に
感動しておられました。

なぜなら、
その唐揚げを客席へ運ぶ時に、

「お待たせしましたー。
金賞受賞の唐揚げでーす!」
と声をかけていた

からなんです。

いかがですか?

フツーに
「お待たせしました。
唐揚げです」

と言われるのと

「お待たせしました。
金賞受賞の唐揚げです」

と言われるのとでは、
印象がだいぶ違いますよね^_^

たった一言

でもお客様が感じる印象は、
随分変わってきます。

 

うちはこだわりの◯◯を使っているから、
食べてもらえればわかる

ではなくて

お客様に
ちゃんと伝える

ことが大事だと改めて思った話でした。

飲食店に限った話ではないですよね。

使ってもらえればわかる

試してもらえればわかる

来てもらえればわかる

↑これらの考えは全部
「ちょっともったいない」。

こちらが分かっていることでも
相手に伝わるように
何度も伝える
ことを忘れないようにしたいと思う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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