細部へのこだわりがトータルの美しさを生む話

直前まで観るつもりはなかったのだけど、そうそう観る機会もないだろう…と思い、結局昨晩は東京オリンピックの開会式を観ていました。

聖火台デザインが佐藤オオキさん率いる
デザイン事務所のnendoだったり、

国名が書いてあるマンガ吹き出しの
フォントがモリサワ製の
オリジナルフォントだったり
(メイリオとかの有り物じゃなかった)

滅多に見れないクリエイティブを
見れただけで
私はもう大満足だったのですが、

そんな東京オリンピックの開会式で、
一番「これはすごい…」
と感動したクリエイティブがあります。

それは他でもない、

開会式が行われた新国立競技場の
客席シートのデザインです

Tomacrosse / Shutterstock.com

 

昨晩開会式を見ていて、

無観客なのに、
何だか
人が入っているように見える!

と気が付いたのですが、
同じように多くの人が
SNSでこの客席シートのことを
話題にしていました。

そう、
新国立競技場内の座席の色は、
全て同じではなく
ランダムにカラーリングされているため、

誰も座っていなくても
寂しくない印象を与えているんですね。

画像引用元:スポニチアネックス

 

新国立競技場は、日本を代表する建築家・隈研吾さんの建築。

周囲との調和を目指した「杜のスタジアム」をコンセプトに木材と鉄骨のハイブリッド構造で作られています。

f11photo / Shutterstock.com

 

「競技場としてはイマイチ」

「ザハ氏のデザイン案の方が
ダイナミックだったのに」

なんて声もちらほら聞こえてきますが、隈研吾さんがデザインしたこのスタジアム。

建築としては大変美しゅうございます^_^

そんな新国立競技場の観客席には、木漏れ日をイメージした5色のアースカラー(黄緑や茶色、ベージュなど自然に近い色彩の総称)を用いたシートが設置されているのですが、これが本当に素敵。

引用元:国立競技場の概要について(公式サイト)

 

もともと無観客を想定した設計ではなかったのですが、残念ながら無観客となった今回でも

誰も座ってなくても
寂しい印象になりにくい

殺風景を
感じさせないデザイン

になっているんですね。

ネットでは、
無観客を予想して
設計されたのか??!!

と言われていますが、
もちろんそんなことはなく(^^;

このように、
観客が入っているように見える観客席のデザインは、既に世界中の競技場で採用されている手法のようです。

↑こちらは
2014年に完成したシンガポールのナショナルスタジアムですが、

Uwe Aranas / Shutterstock.com

Chatchawat Prasertsom / Shutterstock.com

同じように客席シートが1色ではなく、
モザイク状に設計され、
誰も座っていなくても
観客がいるように
デザインされています。

もちろん無観客だと
声援はありません(^^;

でも、でもでも!

ここまで視覚に訴えることができるなんて、

デザインアイデアとしては
めちゃくちゃ素敵
です。

一般的によく見る
このような無機質な座席よりも、

座席の色にも意味を持たせる方に温かみを感じますが、いかがでしょうか?^_^

スタジアム内に立つ人も、座席に座る観客の人も、ちょっと印象が変わるとても素敵なデザインだと思っています。

こんな細部への美しいこだわりが見れて、各国の選手のユニフォームデザインも見れて、開会式視聴して良かった〜と感じている今日この頃。

何かの機会で新国立競技場内にいつか入って、その美しい建築を目の当たりにしたいです(^ ^)

オリンピックの開催には賛否両論がありますが、選手の皆様には頑張ってほしいなあと思います!

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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