自分の作るものに責任を持つ話

フリーランスになる前に
勤務していた会社で、
パッケージデザインを
担当していたのだけど、

これが、
大変に楽しい仕事ではあるし、

何よりも
自分がデザインしたパッケージに
包まれてお店に並ぶのを見ると、
これも大変に嬉しいことなのですが、

大変なこともたくさんありました^^;)

何が大変って
印刷用のデータを作るのが
めちゃくちゃ大変。

折り目にトンボをつける、
特色の色指定をする、
フィルム印刷の時は
白版(白インク部分)を作る、

などなどの
最終調整がいっぱい
あるのですが、

そんな調整を含めて
最終的には0.1mm単位で
データを修正したり、
確認したりしていました。

0.1mmって・・・。

肉眼では
見るの難しいし、

多分仕上がり後
店頭に並んだ時も
お客さんほとんど
気がつかない単位

だと思います^^;)

でもね。

見えなかろーが
気づかなかろーが
0.1mm単位で調整していました。

(ちなみに印刷現場で
1mmずれるって
とんでもないことなんですよ・・・)

なぜなら、

自分の作ったものが
世に出ることに
ちゃんと責任を持つ

ということを
徹底的に叩き込まれた
からなんですね。

確かに
0.1mmずれていよーが、
お客さんは気が付かないかもしれない。

でも、
店頭に並ぶものを作っている
プロとしては、

最後まできっちり
責任を持つ

ことを
当時教えてもらいました。

今、

未経験から3ヶ月で
稼げるデザイナーに♪

とうたっている講座が
いっぱいあるけれど、

デザインは
自分のためではなく
相手のために制作するもの。

3ヶ月でデザイナーになるのは
それはそれでOKだとは思うけど、

どうかどうか
自分の作るものに
責任を持つデザイナー
になってほしい!
と心から思います。

そして自分も
そのことを忘れないと思う
今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

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