私が昔、デザイナーとして
勤めていた会社では、
主に大手量販店に陳列する
下着などのパッケージデザインを
制作していました。
今ではもうその仕事は
やっていないけれど、
振り返ってみると
なかなかハードなことをしていました^^;)
その中でも
特にハードだったのは、
パッケージデザインを
100案出す仕事です。
今ではAIが100案を1時間ほどで
作ってくれる時代だそうですが、
その当時は当然人の力で
制作していました。
一度の提案で100案ではないのだけど、
1週目のプレゼンで10案、
2週目に15案、
3週目に10案、
それにバリエーションなどを
加えていくと
100案くらいになっていくんですね。
これがもう本当にしんどくて、
最後の方は
何を作っているのか
自分でもわからない
ほどに疲れたことを
思い出します^^;)
でも、でもでもでも。
今では
100案も必要な
クライアントさんは
ほぼゼロですが、
あの頃、
あの若い頃に
100案出す仕事をしたのは
ものすごく良い経験
になっています。
↑こちらは
クリエイティブディレクター、
橋口幸生さんの著書の
「100案思考」という本ですが、
しんどくても辛くても
100案出すと
想定外のアイデアが出てきたり、
新しい視点を持つ力が
出てきたり、
意外ないいことが
たくさんあるんですね。
そういえば、
数年前に六本木ヒルズの美術館で
開催された“ジブリ展”でも、
作品のコピーを担当した
糸井重里さんと宮崎監督の
やりとりの一部が展示されていましたが、
あの糸井さんでも
実に100案近くコピーを書いていることが
見て取れます。
一発で採用される
アイデアなんて存在しない
ということが垣間見得ます。
もちろん、
100案出すことが
絶対良いとは限りません。
けれど、
こちらの記事にも書かれている通り、
100案出すことで
身に付く思考
は必ずあります。
例えば、
Aがダメでも
じゃあ、B、Cで
やってみましょう
と言う風に
落ち込んだり、
気分を悪くする暇なく
代替案がササっと出てくるので、
仕事はもちろんですが、
プライベートでも
事がスムーズに
運ばれるし、
何よりも
いつもプラス思考で
過ごすことができるんですね^_^
・・・
そう考えたら
会社員時代の
魔の100案制作
は、本当に良い経験になっています。
今では100案出す仕事は
ほとんどないけれど・・・、
いざと言う時は
受けて立とうと思います^_^
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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