昨夜、ぼんやりとツイッターを眺めていたら、個人的に少々ショックなニュースが目に留まりました。
John Squire confirms that The Stone Roses have split up – it’s all over, folks…https://t.co/Ky5YjvSw2G pic.twitter.com/47TL3aBudT
— CLASH (@ClashMagazine) September 16, 2019
「ジョン・スクワイアは、ザ・ストーン・ローゼズが分裂したことを確認」
イギリスのバンド、
ザ・ストーン・ローゼズの再びの解散を報じるツイートです。
イギリス・マンチェスターで1983年に結成され1996年に一度解散したローゼズ。
リリースしたオリジナルアルバムは、83年から96年の間に発売したたったの2枚。にも関わらず、その後イギリスのミュージックシーンを牽引するオアシスやブラーなどのバンド、そしてイギリスの音楽史に多大な影響を与えたと言われています。
その後、2011年に再結成。その後マンチェスターにて合計22万人を動員するライブを行ったり、2012年には日本のフジロックフェスティバルにも登場。まさかローゼズをフジロックで観れると思っていなかった私は、その時初めてフジロックに参戦。今では良い思い出です。
その後、度々日本にも来日し、2017年には日本武道館で2daysのライブを行ったり・・・精力的に活動されていましたが、昨年辺りから再びメンバー間の不仲説などが浮上。この度非常に残念ながら2度目の解散との報道です。
↑こちらの写真↑は、私が2017年にロンドンのウェンブリースタジアムで見た、ストーン・ローゼズの単独ライブの様子です。終始観客の大合唱が、ボーカルのイアン・ブラウンの声よりも大きいのが印象的でしたが、本場イギリスでローゼズを観れたことは一生忘れないと思います。
これまでも大好きなバンドの解散ニュースや、メンバーの脱退や死亡などで活動できなくなったニュースなど、様々な報道を耳にしてきましたが、
「好きな人たちと、好きなことを仕事にして」数々の伝説を作ってきた最たる人達なのに、しかもたった4人だけのメンバーなのに「それを継続していくのがいかに難しいことであるか」を、このようなニュースを聞く度に感じざるを得ません。
もちろん、私と彼らでは頭で考えていることも、やっていることも全然違いますが、
「好きな仕事を好きな人たちとする」以上、
「仲間とする仕事は楽しい♪」
「仲間サイコー♪」
だけでは、必ずやがて乗り越えられない壁が出てきます。
何もかも上手く進んでいる時は気になりませんが、意見の食い違い、お金のこと、何となく気になる態度・・・などなど、冷静に話し合いを持ちながら微修正をかけることを「面倒臭い」「言いにくい」などの理由で怠っていると、仲間と仕事を一気に失う可能性も大いにあります。
好きな人と好きな仕事をするのは確かに楽しい。
だけど「ドラゴンクエスト」よろしく仲間で力を合わせて!だけでは仕事は進めることができません。
私も現在は個人事業主で一人きりのフリーランスですが、仕事をサポートしてくれる人や、常に連携をしている人はたくさんいます。そういう意味では仲間です。
しかしその関係はあくまでも「仕事」を介しての仲間です。
とっても冷たい言い方になりますが事実なので書いておこうと思いますが、
「この子好き〜♪だから一緒に仕事した〜い!この仕事お願いしたーい!」と思ったことはただの一度もありません。
自分がこれからどんな仕事をするのか、していきたいのか、をいつも常に明確にした上で(目標とかじゃなくても良い、とりあえず現状でも良い)、目指しているゴール、目的がほぼ自分と同じであること、
その上で、
「この人の考えにはとても共感できる」
「この人の仕事スタイルはとても尊敬できる」
「この人と一緒に仕事をしたら間違いなく最高の仕事ができる」
これ以外にもたくさんありますが、一緒に仕事をしたいと思える私の仲間の定義はほぼほぼこの3つのどれかに当てはまった人、
そしてどの仲間の人にもマストなのは、
「お金と時間の話を冷静にでき、それを守る人」
です。
「時間」は納期や締め切りなどのこと。
「お金」は具体的な報酬、振り込み日などについてです。
自分がこの二つを守ることは言うまでもなく必須なので、自然とそういう人からしか仕事の話が来ませんが、それでも初めましての取り組みの時は常に注意します。
Give(与える)精神はとても大切。だけど、お金と時間は人生に置いてものすごく重要なもの。ここをいい加減している人、冷静に話ができない人とはどんなに仲良しでも絶対に一緒に仕事をしないと決めています。仲良しだけの関係の方が気が楽な時もあるんですね。
デザインやコピーライティングには「形」がありません。無形です。
だからこそ、好きな人と仕事をしていることに舞い上がらず、きちっと線引きをしておくべきです。
仲間と仕事をする前に、自分は一人のフリーランス。
仲間は様々なところで助けてくれる本当に無くてはならない存在ですが、どんな時も自分の軸をしっかり持って仕事を進めていくこと、そしてお金と時間は自分で守るべき、と色んな人と仕事をしてきた中で感じています。
ところで先に述べたストーン・ローゼズ。
もう再結成はないかな・・・と思いますが、手持ちのお金がなくなったらまた再結成もあるのかな、と淡い期待も抱いています。ローゼズの代わりに、そろそろオアシスさんに再結成してほしいと思っていますが、彼らにはまだたくさんのお金がありそうです・・・。
それでは今日はこの辺で。
\お読みいただきありがとうございます/
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