むかーし昔、まだフリーランスになりたての頃、とあるアートディレクターさんの元で色んなプロジェクトに携わってお仕事していた時期の話。
ある日、中国市場で販売する100円均一ショップ用パッケージデザインの案件が大量に流れ込んできたことがありました。
点数にして200点ほど。
1点3万という決して高くはない価格でしたが、200点全てやれば600万円の売り上げになったので、当時そのアートディレクターさんと一緒にその案件をこなすことになりました。
しかし、
さすがに200点のパッケージデザインを2人でこなすのは無理だったので、他にデザイナーを3名ほど入れて、合計5名で取り組むことになったんです。
その残り3名のデザイナーを選定していた時の話です。
私が
「この間、別案件で一緒だった◯◯さん、
今回の案件にもいかがですか?」
と尋ねると、
そのアートディレクターの方から、
「あ〜、◯◯さんね〜。
デザインも良いし、上手なんだけど、
メールの文章が冷たい感じだし、
電話で話しても常時嫌そ〜な感じだし、
デザインは上手なんだけど、
一緒に仕事したくないんだよね〜」
こんな答えが返ってきたんです。
当時の私は、
(えっっ!?マジで言ってんの??とにかく200点のデザインを、納期までに間に合わせにゃならんちゅー時に、冷たいだの何だのと人柄を言うてる場合か!?)
と心の中で思いながら、
「ああ、そうなんですね・・・」
と当たり障りのない返事をしました。
がしかし
今になって思うと、
デザインは
良いのに、
メールや電話の
対応の影響で
もう一緒に
仕事したくない
と思われる
↑これって
ものすごく損
だと改めて思います。
もちろんプロなので、
デザインが上手なのは当たり前です。
だけど、
技術だけでも
アカン、
ということなんですね。
ラーメン屋さんに例えると
同じ味で同じクオリティの
A軒とB軒があったとして、
A軒の方は
店員さんが超無愛想
B軒の方は、
笑顔で挨拶
だとしたら、
やっぱりB軒の方に行きたくなりますよね。
これと同じことが
フリーランスのデザイナーにも当てはまります。
・電話には出る(出られなければ折り返す)
・レスポンスはなるべく早くする
・挨拶やお礼の言葉使い
などなど、デザイン技術以外の部分でのコミュニケーションが、実はとても評価されています。
ZOOMなど顔が見えるツールもありますが、特にメールやチャットで書く文章には、やはりとても気を使いたいところです。
だって、デザインがいくら良くても、
たった一度のやりとりで
「この人とは
もう仕事したくないなあ」と思われたら
とっても損でございます>_<
デザインのクオリティはもちろん、
コミュニケーションにも常に気をつける!
と改めて思う今日この頃です。
それでは今日はこのへんで。
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