我がMac Pro、
約2ヶ月の入院生活を経て
\無事帰還/
ことの発端は、
夜中にうっかりコーヒーをこぼし、基盤もろとも一撃大破させてしまったことが原因なのですが^_^;
(詳しくはコチラ↓をお読みください)
【人生初】Mac Pro Late2013にコーヒーをこぼして水没させた話とは言え
このMac Proは7年前のマシン。
修理に出したことを機に、昨年2020年に発売されたiMac27インチを購入してメインマシンを一新。
これまで使用したMac Proは緊急時のサブマシンとして使うことにし、一線を退かせることにしました。
美しいモニター、
早すぎる起動、
バリバリのスペックのiMac。
間違いなく
今年一番
買って良かった!
と心底感じる買い物です。
だけど、
Mac Proが帰ってきてデスクに置き、改めてセットアップをしていると…、
やっぱり
Mac Pro美しい!
と改めてマシン外観のデザインに、改めて惚れ惚れしてしまいました。
このMac Proは、私がフリーランスになる決心をした直後に、なけなしのお金をはたいて買った一台。
当時はがむしゃらで、何でもかんでも仕事を受けていたのですが、そんなハードワークにも耐えてくれ、夜中も早朝も24時間中いつも私の仕事を支えてくれていました。
今の私があるのは、このMac Proのおかげとも言える思い入れのあるマシン。
なので(修理代がクソ高かったが)無事帰還した時は、しばらく頭を撫でていたほどです。
ところで先日、Appleのこんな記事を見つけました。
参考 スティーブ・ジョブズが20年前に送り出した“透明な四角い箱”が証明したことWIREDこれは今から20年ほど前、Appleから発売されたPower Mac G4 Cubeについて書かれた記事です。
ちょうど私がデザインを学ぶために通っていた専門学生だった頃に発売されたこのMac。
当時かなり話題になり、友人でも奮発して購入している子が何人かいました。
スティーブ・ジョブズさんも自信満々に発売したこのPower Mac G4ですが、
残念ながら
全然売れなかったんですね。
モニターと合わせて購入すると非常に高額になるだけではなく、その美しく特殊な設計の影響で不具合や操作性が絶えず、数百万台売れる予想が、わずか15万台しか売れなかったそうです。
いずれにしてもG4 Cubeは、コンピューターの購買層をその気にさせることに失敗した。数百万台は売れるとジョブズは言ったが、販売数は15万台を下回った。アップル的なデザインの極致とは、アップル的な傲慢さの極みでもあったのだ。
当時のテープを聴きながら、わたしは衝撃を覚えた。ジョブズがいかに美意識という万能薬に酔っていたことか。
引用元:WIRED
ユーザーの気持ちをほとんど無視し、ただただ美しさだけを追求した“失敗作”と言われているG4 cube。
がしかし
それでもスティーブ・ジョブズさんが優れていた経営者だった理由は、
どれだけ思い入れのあった製品でも、新しい情報や事実があれば、すぐに考えを改める
という姿勢にあったと、現CEOのティム・クックさんは記事内で語っています。
アップル現CEOのティム・クックは17年のオックスフォード大学での講演で、G4 Cubeについて「見事なまでの商業的失敗でした。ほとんど発売初日からです」と語っている。
しかし、当時の販売不振に対するジョブズの対応は、どれだけ思い入れの強い製品であっても、彼は必要とあらば素早く切り捨てることができるのだ、ということを示していた。
「スティーブは、わたしがこれまでに出会ったどんな人よりも、ひとつの立場を強く主張することがありました」と、クックは講演で振り返っている。
「でも数分か数日後に新しい情報が出てきたら、まるでそんな考えを抱いたことなど一度もなかったかのように立場を変えることができたんです」
引用元:WIRED
プライドも十分おありだったかと思います。
ですが、
失敗や耳の痛くなるような指摘を受け入れて、すんなり考えを改める。
経営者さんには、なかなか辛いことですが、これができるか・できないか
ここに差ができるのではないかと改めて思います。
失敗は誰にでもありますし、先日の私のようにうっかりMacを壊して落ち込んだり、仕事をしていると耳の痛いことを指摘されたりすること、いっぱいあります。
でも、そこからの立ち直り方。
ぐだぐだ、うじうじといつまでも引きずるのではなく
反省するところは
しっかり反省して、
スパっと切り替えて
前を見る。
仕事をしていく上で、これほど大事なことはないのではないか、と改めて感じるジョブズさんとG4 cubeの話でした。
ちなみに帰ってきたMac Proは
このように台に乗っけて、もう二度とコーヒーが侵入しないようにいたしております^_^
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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