退職してもう5年になりますが、以前勤務していた会社でデザイナーを採用する時二次面接に同席していました。同席していた、と言っても特に重要な決定権は私にはなく「この子採用したいからどんな子か知っておいて」程度の同席だったのですが。
それでも面接終了後に意見を求められることも多かったので、正直な気持ちをお伝えはしていましたが、女性のデザイナーを面接すした後は意見を求められた時にいつも少々困っていたことを覚えています。
それは、
面接した女の子(19〜25歳くらいまで)が全員いい子だから。
全員に一致する5か条
・可愛い
・言葉使い問題ない
・真面目
・責任感ありそう
・趣味は映画鑑賞・美術館巡り・カフェ巡り
なのですよ。
逆を言うと
全 員 一 緒
なのです。
ああ、人事のプロフェッショナルの方に女の子を採用する時のポイントを今からでもいい、聞きたいと思っていますが、面接の同席を重ねるうちに、私は周知の事実である事実が、やはり事実なんだろうと再認識しました。
それは
女性は自分を良く見せる能力に長けているなあああああ、ということ。キレイにまとめる能力がずば抜けている!!!
それが逆に言うと、まとまりすぎている。
いい人には変わりないのですが、なんと言うか「その子のことがよく覚えられない!」という時が多数あったのです。
もちろん面接なんて、ものの15分〜長くて30分程度ですからそんな短時間で相手の全てを把握するこなんて無理なのは百も承知なのですが・・・。
否定しているわけではなく、むしろ素晴らしい能力だと思うのですが、女の人はみんなにみられることを意識できる力が抜群に優れている。
インスタグラムやSNSの投稿でも、いかに「映え」する写真を撮るかを考えることができるし、
実名が出ているSNS(facebookなど)では彼氏・夫・子どもに感謝する投稿が多いような気が。(実際にケンカしまくりでも)
少し話は逸れますが、昨年末、順天堂大の入試で“女性の方がコミュ力が高い”という理由で、女子受験生の合格ラインを操作したという報道がありました。こんなこと絶対あってはいけないことですし、この報道には激しい憤りを感じますが、私だけではなく(当然)多くの人が「女性の方が自分を良く見せる方法を知っている」ということを知っているということなのかもしれません。
話が逸れましたが、私が面接をしていた時に多くの女子に感じた、
“全員同じに見える”いい子・いい人
↓から↓
“応援したくなる・共感できる”いい子・いい人
になった方が、長い人生、かなりお得なのではないかと私は思っています。
<一番すぐ実践できそうなことは“ギャップ”を出すこと>
例えば・・・単純な例えですが、金髪&モヒカン&鼻ピアスの男性がゴミ拾いしていたり、駅で困っている人を助けていたりすると、「え!?」と急に魅力が増すものです。
ひと昔の少女漫画で例えますと、不良の男子が雨の日に捨てられている子犬を抱き上げている感じです。(例えが古い・・・)
<次に3割だけ“素の自分”を出すこと>
悪口を書くことには賛成できませんし、悪口は絶対推奨しませんが(言いたければご本人の前で述べることを推奨)本音や格好悪いことも、時と場合によってはたまには大勢の前で言ってもいいのではないでしょうかね。ほんとーにfacebookでは実名が出てるせいか「良き妻・良き母」投稿が多いですが。
Twitterで見かける、「飯、まだ?」と帰宅して何もしない夫に「こっちも仕事してんだよ、雑草でも食ってろ!」と言い捨ててしまった系の投稿を見ると、妙に共感を持てるのは私だけでしょうか。
何か人前で喋る・発信する機会があれば、
「いい子7割/素の自分を3割ほど出す」と「ギャップを出す」と自分に共感してくれる人、自分に興味を持ってくれる人が増えそうな気がします。
ただの「可愛い子」「デザインが上手な子」「熱心な子」だけではなく、どことなく「共感してもらえる子」にこれからも出会いたいと思いますし、
女の私もこのことを忘れないように「きめるところ7割:本音&抜け感3割」で、仕事は抜けなくはもちろんですが、人としてギャップがあり魅力がある人になりたいと思います。
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