Illustratorの使い方に挫折しない3つのポイント

「Illustratorを使いたくてちょっとやってみたけど、難しくて挫折した」というイラレ難民によく出会います。
確かに、プロが使うアプリケーションですので機能も多彩ですし、決して簡単に使えるソフトではありません。

ですが、一度その操作方法をマスターすると、ワー○やパワー○イントで資料を作る気にはなれませんし、プレゼン資料やチラシのみならず、パッケージもWEBサイトもランディングページもバナーも、年賀状もカレンダーもシールも、サクサクと作れるようになる、お便利すぎるソフトなのでございます。

今日はそんなイラレ難民の皆様にお伝えしたい「難民脱出のポイント」をお伝えしたいと思います。

ポイント1:何のためにIllustratorを使いたいのか、目的をはっきりさせる

Adobe Illustratorはご存知の通り、グラフィックの様々な表現か可能です。先ほども書きましたが複雑なイラストも描くことができれば、スーパーマーケットのチラシも作ることができます。
ここでとても重要なのが、Illustratorを使って、一体何が作りたいか?という目的をはっきりさせることです。

例えばコチラ

これは実際にIllustratorを使って描かれたイラストです。

もし、あなたが「イラストを上手に描きたい」という目的を持っているのであれば、Illsutratorの使い方を覚える前にペンと紙を買ってきてイラストを描きまくって絵心を磨く練習をした方がいいということを強く申し上げます!そして紙とペンで絵を素晴らしく描くことができるようになった後に、ぜひIllustratorの使い方を覚えていただきたいと思います。

Illustratorは「イラストを描く道具」であって「絵心が向上する道具」ではないからです。
Wordを使えば文章が上手に書けるようになるわけではないのと同じで、Illustratorもただの道具の1ツールにしか過ぎません。

ここが挫折するかどうかのまず大きな分かれ目と言って過言ではありません。パソコンに向かう前に心にじっくり語りかけてください。
「イラレを使って何をしたいのか」と。
少し大げさな話ですが、大切なポイントでございます。

ポイント2:目的に合った練習をする

イラレ講座にありがちな、愕然とする例題。


・・・
・・・
これやっていて楽しいだろうか?
小学生でも2〜3回くらいやったら飽きそうな練習・・・。

さきほどの曲線を描く練習は、業界用語で申し上げると「ベジェ曲線」を描く練習と言いますが、美しい曲線を書けるまでかなりの練習が必要です。私も例にもれず今から15年前には練習をしましたが、早々に挫折。本気で学び直したのは就職したデザイン会社で使用が必要だったので練習を重ねた次第。(書かなければいけない目的があった)

ですが、正直このベジェ曲線を描く技術、今ではほとんど使っていません。(今上手くできるかどうかぶっちゃけ不安)

そしてこんな全くもってつまらない練習をしなくとも、要はベジェ曲線を全く使えなくてもIllustratorを使って仕事をするレベルにパワーアップすることは十分可能ということ。

もしイラレを使う目的が「チラシを作って月に3万円お小遣いを稼ぎたい」だったら、チラシを作る練習をすれば良いのです。
そして、チラシを作る練習に必要な複雑でつまらない練習はほとんどありません。
外してはいけない重要なポイントはありますが、それは複雑な技術とは別の「チラシの表現を学ぶ」ことにつながってくるので、イラレの操作方法とはまた別の次元の話になります。

もしあなたが「ベジェ曲線」を使いこなした曲線マニアになりたいのでしたら、ベジェ描き1000本ノックが必要ですが、そうではない場合「つまらん、わからん」と思いながら難民まっしぐらの道をわざわざ進むことはありません。

ポイント3:自分の目的に合っていて、ちょっと頑張ればできそうなデザインを真似して作ってみる

Illustratorをある程度使いこなすためには、週に1度1時間の操作では上達しません。
どんな技術でもそうですが、やはり毎日の積み重ね、毎日10分でも良いので操作をして慣れることがポイントです。

そしてもう一つ上達の近道になるポイントは、
「ちょっと頑張ればできそうなデザインを真似して作ってみる」ことです。それもポイント1で書いた目的に合ったデザインを真似することです。

いきなり「グリグリでキラキラの小悪魔ag○ha(もう死語かもしれないが)の表紙みたいなの作りたい!」と思っていたとしても、1時間くらいPCに座った後挫折まっしぐらです。

「チラシを作ってお小遣いを3万円稼ぎたい」場合の目的例を再び使いますが
その場合、ポストに投げ込まれているチラシの一番簡単そうでシンプルなデザインと全く同じものを作る練習をします。

一気に作ろうとしなくても構わないので、今日はこのタイトル部分、明日はこの見出しの部分、という風に1日10分でも良いので、お手本チラシを眺めながら丁寧に真似してください。
「真似るは学ぶ」です。今は真似っこでも毎日練習をすれば絶対に上手くなる、必ずなります!!

今日のまとめ

なにはともあれ、まずは目的をはっきり持つことが超大事。

Illustratorは使えば本当に便利&仕事すらできるようになるアプリケーションですが、決して1日や2日で身につく操作方法ではありません。
しかし、「イラレを使う目的」がはっきりしていれば、挫折することはないはず!

使用歴15年の私にもまだまだ使いこなせていない機能がいっぱいなのに、毎日これを使って仕事に恵まれているくらいです。
どうかこれからチャレンジしようとしているあなたのイラレ学習方法が少しでも楽しくなりますように・・・・

またこれに関連する記事も書いていこうと思います。

それでは今日はこのへんで。

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