プロ料理人が全国から来る千日前の料理書専門店「波屋書房」のお話

料理本を中心に「食」に関する本が何でも揃う老舗の本屋「波屋書房」さんに先日お邪魔してきました。

波屋書房さんは、大阪千日前の南海通りに大正8年に創業した老舗本屋さん。プロの料理人のための専門書が店内の半分以上を占める、料理本の専門店です。

もちろん、プロ以外の一般人の方も入店・購入可能です^_^

黒門市場と、料理人の人が店舗立ち上げ時に必ず通うという道具屋筋も近くにあり、プロの料理人が訪れやすい立地にありお店は家族経営、料理専門学校の学生など定期的に通うお客様がたくさんいるとのこと。

超絶にぎやかな千日前ですが、店内はめっさ静か。

千日前の商店街にあるお店とは思えない静寂な店舗で、店内はBGMもなし・写真撮影も禁止なので、シーンとした落ち着いた中、集中して本を選ぶことのできる素晴らしい書店で、大好きなお店になりました。

ここ最近はほとんどの本をAmazonで購入し、しかもそのほとんどは電子書籍ですが、波屋書房さんのような本屋を訪れると、人と本との出会いも一期一会、運命のようなものを感じ「本を選ぶ楽しさ」を教えてもらえるような気がします。

店内には、
人気の料理雑誌から、世界各国の食文化、カフェやコーヒーなどのドリンク、スウィーツやデザートなどの、あらゆる食に関する専門書やレシピ本の他、接客や店舗に関するビジネス書、食の知識や事典・用語集などなど、プロの料理人でなくとも見ているだけで楽しくなる書籍がいっぱいです。

中には宮廷料理の解説本など、「え、そんな本あるんや・・・」と驚くような内容が書かれている本も。

店内の写真撮影はNGなので、本購入時にいただいたパンフレットからほんのちょっとだけご紹介します。

「日本料理屋店監修のお弁当本」
「サーモン料理大全」
「野菜のだしで作る12ヶ月レシピ」
など、気になるタイトルの本がずらり。（サーモン料理大全とかね）

また食事の解説だけではなく、食事を通して国の文化や地域を解説している本もたくさんあり、歴史や土地を食を通して知ることができる素敵な本がたくさんありますので、プロの料理人の方でなくても、旅行先で食べることが好きな方でも買って帰りたくなる本が揃うお店です。

さらに素敵なのは、
本を購入した際につけてくれるこのブックカバー。

「大阪の竹久夢二さん」と呼ばれた宇崎純一さんのレトロかわいい辻馬車のイラストと、背表紙に名前や本タイトルを記入できる気遣いが嬉しい、オリジナルの素敵なブックカバー。

これをお目当てに来店されるお客様もいるんですって。

私が本を選んでいた時も、常連のお客様が店主さんとお話しながらたくさん本を購入していましたが、地元の人だけではなく、この品揃えが評判を呼び今では日本全国、海外からのお客様も増えているようです。

Amazonでは絶対味わえない本と運命の出会いができる、千日前にお立ち寄りの際にはぜひ足を運んでいただきたい素敵な本屋さんです^_^

おまけ

帰りの荷物が重くなるのですが、私も何冊か購入しました^_^
1冊目はアガサクリスティの世界が覗けそうなイギリスのお菓子とお料理の話。
もう一つはパティシエ、高木康政さんのご本。

Amazonでももちろん手に入りますが、この本屋さんに行かないと出会えなかったご縁に感謝^_^
イギリスの本はこの後立ち寄った実家で母が「あら、私もこの本読みたい！」と言ってきて取られてしまいましたが(T_T)

次回難波〜千日前を歩く時もぜひ立ち寄りたいと思います。

それでは今日はこの辺で。

＼お読みいただきありがとうございます／

●過去の制作実績はコチラから
→制作実績を見る
●グラフィックデザイン、セールスコピーライティングのご依頼はコチラから
→お問い合わせフォーム
●Twitter
→@nishi_megumi_24