コピー100個書く課題が今の源になってる話

私が20歳の時に通った大阪のデザイン専門学校の授業にも、必修科目で「コピーライティング」の授業がありました。

授業内容は、いわゆる広告で一般的に使われる「イメージコピー」についての考え方と書き方で、今私が書いているセールスコピーとはまた別の種類です。


(↑こういうのがイメージコピーね)

ところで、
このコピーライティングの授業を担当していた当時の先生、かなり厳しい現役コピーライターの方で、生徒の間では「あの先生の授業は辛い」「ダメ出しが厳しくて凹む」と相当なウワサになっていました。

今振り返ると「ごく当たり前のこと」をただ熱心に指導してくれていた、と思えますが、当時20歳そこそこの“あまちゃん学生”だった私たちにとっては、ちょっと厳しい授業でした。

クリエイターとして社会に出ればごく普通のことですが、当時授業の課題で「キャッチコピーを100個書く」という課題が何度もあったんですね。

石鹸を表現するコピーを100個
鉛筆を表現するコピーを100個

100個、
とにかく100個。

当時インターネットはギリ存在していましたが、今のように検索しやすい環境ではなかったので、自分で想像したり、使ってみたり、家族に石鹸のことを訪ねてみたり・・・、
自分なりに工夫し、とにかく期日までに100個絞り出して夜な夜な書いた思い出があります。

100個書いて提出しても、もちろん当たり前ですが一言も褒めてはくれません。「課題」なのでやることが当然だからです。

しかも1個1個をめっちゃ丁寧にご覧になるので、
「君、ここから先のコピー手抜きしてるよね」と手を抜いたとこをがバレバレです。

その時、先生は課題提出後の授業に
このようなことを説明していました。

「プロとして案出しをする時はこれが普通。

100個も書くと限界だと感じる。
でもその限界の先にいいものが生まれる。

自分で限界を先に作って“もう書けない”と決めつけるのが一番ダメ。」

当時の私の感想は「は?意味わかんない」です。

ですが、今思うと有難いお言葉だったと思っています。

その後22歳でデザイン制作会社に就職した私は、毎日の業務でごく普通にパッケージデザインを100案出したりしていました。

1度に100案ではなく毎週のプレゼンで10案持っていってダメを喰らい、翌週10案、その翌週15案、という風に何ヶ月かをかけての話ですが、何度も何度もダメ出しをくらいながら、新しいパッケージ案を作っていたことを覚えています。

当然のことながら、その間に他の仕事も入ってくるのでとても大変でした。

でも有名な美大を卒業しているわけでもなし、ずば抜けてデザインが上手なわけでもなし、22歳の頃はとにかく“なしなし尽くし”。(今もなしなしだけど)

だからとにかく数で勝負するしかなかったんですね。

でも今思えばとても良い経験をさせてもらえたと感謝しています。

量を積み重ねると、「デザインの引き出し」がたくさん増えていきます。増えた引き出しは、今でも毎日役に立っています。(今現在では100案を提出するような仕事は引き受けてないけど)

フリーランスになると、

仕事を楽に獲得する方法
お願いされる仕事の取り方、
報酬の良い仕事をゲットする方法、

など「報酬の良い仕事をラクラク獲得」するみたいな情報がたくさん流れてきます。

もちろん仕事を獲得する方法は大事ですし、見合った報酬をもらうことも大切です。

でも仕事を獲得した後は、自分自身がアイディアを出して作り出さなければいけません。

その時に100個の案は出さずとも、
集中してアイディアを生む時間を自分で確保できるかどうか、ここがとても大切なのではないかと思っています。

質より量、という人もいますし
量より質、という人もいます。

どちらも正しいと思います。

でも、美大も出ず賞も取っていない「ごくフツー」の私が今日まで仕事に恵まれ続けてきたのは、やっぱり「量」を選択してきたからに他なりません。

「もうできない・・・」と思わずに、「あともう良いやつ1案!」と思いながら、決して楽しいことばかりじゃないけど、これからも楽しく仕事をしていきたいと思います!

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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