今日、近所のスーパーに買い物に出かけた時に久しぶりに見かけたこちらの商品。
少し前ですが2016年に大ヒットした
「明治THEチョコレート」です。
発売当初からは少しパッケージデザインがリニューアルされていますが、私もスーパーに並んでいるお菓子のパッケージの中でも一番好きなデザインです^_^
でもこのパッケージ。
開発当初は
商品の中身が見えない
パッケージは絶対売れない
と、社内で猛反対を受けたそう。
でもデザインを監修した開発部の女性は、
あんたの年代が
ターゲット
ちゃうねん
とその猛反対を押し切って
このパッケージデザインを採用。
結果、商品は大ヒット。
味はもちろんパッケージデザインも含めて好き、という声が多数寄せられたんですね。
私も会社員時代は、肌着や靴下のパッケージデザインを多数手がけていました。
↑こーゆーやつです。
肌着のパッケージを制作する時にいつも言われたのが、
商品の襟元が見える
デザインであること
↑襟元が見えないパッケージデザインは
マジでクソ扱いされていました。
何故なら
お店で肌着を手に取る人は
必ず襟元のデザインを確認するからだ
と言われていたからです。
なので、いつもパッケージデザインを起こす時は
下半分に
デザインを集中
させ、その狭い範囲で差別化していました。
でも、でも
です。
今ユニクロさんに行ってヒートテックインナーのパッケージを見ると、パッケージ貼られているシールや店頭のPOPなどに大きく「Vネック」とか「クルーネック」とか書かれていて、サンプルがディスプレイされており、
襟元を全開にアピールしているパッケージなんて、ほとんど見かけません。
それはユニクロさんに来店する年代を
ユニクロさんがちゃーんと理解しているからです。
ユニクロさんで肌着を買う人は、ちゃんとシールに書かれているイラスト、POPなどをちゃーんと確認して、それ以上に「ユニクロブランドらしさ」を重視しているのではないかと思います。
襟元が見えないから
買わへん
という年代の人をターゲットにしていません。
大手会社のパッケージデザインなどを制作すると、様々な「偉い人」が出てきて、あーだこーだ議論を始めます。
こんなデザインは常識外
と言われても、
あんたの年代が
ターゲットと
ちゃうねん
とビシっと言えるようなターゲット設定と、それに合ったデザインをこれからも制作したいな、と思う今日この頃です。
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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