何が起こっても納期は守らなければいけない話

デザイナーにとって
何が一番大事なことか、
と言うと、

(あくまでも私個人の感覚ですが)

それは
納期を守る
ということ。

特に
フリーランスで仕事を
していたら
納期を守るのは
もう絶対
だと思っています^^;)

 

むかーしベストセラーになった
リリー・フランキーさんの小説
「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」
の最後の方で
(あっ、すみませんネタバレ入ります)

お母さんが亡くなった日も
血も涙もないクライアントから
納品の催促があって、

主人公(リリーさん)は、
哀しみのどん底にも関わらず
亡くなったお母さんの側で
依頼されたイラストを描きまくる

という描写があったのですが、、、
本当にコレなんよ・・・。

いや肉親が亡くなった時まで
こうする必要はないかな、
とも思うのですが、

でも本当にこのくらい
納期は絶対大事
なんですね。

これがもう
会社員の方と
フリーランスとの
最大の差
と言っても過言ではないくらい
納期は本当に大事と思っています。

なぜか。

会社に勤めていて
「納期に間に合いませんでした♪」
となっても
先輩に怒られる、上司に怒られる
始末書を書く、
時には給与に響くかもしれませんが、
瞬時に食えなくなることは、多分ない。

でも、
フリーランスの立場で
「納期に間に合いませんでした♪」
となったとするでしょ?

そしたら
怒られる、にプラスアルファして
次から仕事来ない
です。

多分、
いやかなりの確率で
1回でアウト。

2回目はない、です。
もう言い切っときます。

だから、
瞬時に食えなくなる
ということも全然起こりうる
んですよね。

これは
デザイナーに限った話ではなくて、
全ての業種に言えることかもしれませんが、

どんなに良い仕事をしていても、
納期が間に合わなかったら
THE ENDです。

私は以前勤務していた会社で
大手量販店用の下着とか靴下とかの
パッケージデザインを作る
仕事をしていたのですが、

これが
年中納期との戦い
でありました^^;)

量販店で売られている
肌着類の多くは中国製なので、

パッケージを
中国の工場で印刷して、

出来上がったパッケージを
商品を縫製している工場に納品して、

縫製工場で
パッケージに詰めて、

それを船に乗せて日本に運んで
お店に並べられる・・・
というのが一連の工程
なのですが、

お店が指定した納期に間に合わない場合、
店頭の棚に穴が開くので
とんでもない損害金を
支払わなければならなくなります^^;)

なので、
工場側は工場側で納期を
守っていただくとしても、

まず作る側の私たちが
絶対納期を守らなければならない
という状況でした。


私に限らずどの方でも
仕事のほとんどがそうだと思いますが、

デザイナーも例に漏れず。

決して

おうちで自由な時間を使って
私らしく働く♪

そんな職業ではありません^^;)

デザインの仕事に携わって
もうだいぶ経ちますが、
今だに納期だけは絶対厳守
を徹底している今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

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