【前代未聞】オンラインでお茶道を体験してみた話

昨日の夜、なんとZOOMを使った「オンライン茶道」に参加しました。

この茶道の会は毎月一度、日本橋のお茶室で開催されている「ビジネス茶道」をミーティングツールのZOOMで行うオンラインバージョン。

（ビジネス茶道の記事はコチラからどうぞ↓）

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昨今の影響でリアルで集まることが難しくなった今、先生から「ZOOMを使ってお茶会をやりますのでよかったらご参加くださいね^_^」とお誘いいただき、参加してみました。

今、セミナーや飲み会などがリアルからオンラインに以降して開催されていますが、茶道をオンラインで開催するなんて・・・恐らくこんな斬新すぎる新しい視点を持って導いてくれる先生は、ビジネス茶道を主宰されている水上繭子先生だけのような気がします（あくまでも私の感覚です）

オンラインで茶道を体験するって
一体何をするのか？

そもそも「体験」できるのか？

今日は実際に体験したその様子と感想をお伝えいたします！

想像を超えた濃厚な「マインドフルネス時間」を過ごせる

先に結論から書くと、
このオンライン茶道では、
自分でも驚くほどこの上なく良い時間を過ごすことができました。

正直に書いてしまうと、オンラインでここまで没入感を得られるとは思っていなかったのですが、終わった後は本当に頭がスッキリし心穏やかな自分が。

参加して良かった・・・!!!!!!
の一言に尽きます。

オンラインで感じる「静けさ」

MoiraM – stock.adobe.com
画像はイメージです

いつも日本橋で開催されているお茶会では先生が参加者のお一人おひとりにお茶を振る舞ってくださるのですが、ZOOMでの開催の場合は当然それができないので、先生がお茶を入れるお点前をZOOMの画面を通して拝見します。

その間、私たちはマイクをミュートにし無音状態に。

もちろん私がいる部屋自体も無音。
普段はお茶室にスマートフォンや腕時計を持ち込めないので、今回も同じような環境を自室で整えてみます（部屋にでかい時計がくっついているけど）

お湯がお茶碗に注がれる音、お茶を点てる音などが響き、時間にして20〜30分ほど、先生の美しい所作をただただZOOMの画面を通して拝見するのですが、

この「美しい所作を拝見」するという行為を通して、普段日本橋のお茶室で過ごす時の同じように、忘れかけていた「静けさ」や「今この時に集中すること」の有り難みを得ることができたんです。

無音の心地よさと程よい緊張感。
そしてこのZOOMに参加している他の方を気遣う気持ちの大切さ。

オンラインでもここまでこのように伝わってくるなんて、率直に言って「驚く」を通り越した感動レベルの体験でした。

シェアした感想にも様々な気づきが

改めて、現代は情報量が多すぎるんだと思った。

「何もない」「無」には価値がないと思い込んでいるのではないだろうか。
でも、「無い」ということには価値があり、それがあるからこそ「有る」ことの価値が引き立つのではないか。

「有る」が善で「無い」は悪。
これは西洋的な考え方のような気がする。
そして、現代人はそういう考えに囚われすぎているような気がする。

「無い」があるから「有る」が引き立つ。
「有る」があるから「無い」の価値がわかる。
これこそ陰陽の世界観だし、東洋的な思想だなあ、などということも考えてしまった。

もうちょっと「無い」ことの価値を見直してもいいのかもしれない。
余計なものをそぎ落としていく価値を再確認するいい機会かもしれない。

引用元：【学び】オンラインで茶道体験－第41回サードプレイスラボ

↑こちらは同じ水上繭子先生が他のイベントで開催したオンライン茶道に参加された、淵脇たけしさんが書かれたご感想ですが、素敵な文章だったので本ブログに引用させていただきました。（全文はコチラからお読みいただけます）

昨日も最後に今日の感想を一人ずつシェアする時間があったのですが、参加者の方の感想を聞くことも、私にとっては「心の栄養」となる充実した時間でした。

日常的に受けているノイズをシャットアウトすることの大切さ。
（仕事などで）リアルに対面する時も沈黙を恐怖に感じず、相手の沈黙を見ながら気配りをすることの大切さ、など自分にはなかった視点に気づくことができたり、改めて「静寂」な時間を作ることの大切さを認識できたり。

昨日は10名ほどの参加者の方がいらっしゃいましたが、みなさんに感謝の気持ちをお伝えしたいです。

たった1時間半ほど、しかもオンラインでここまで充実した時間を過ごすことができたのは本当に久しぶりでした。